「康哉。ねえ、あのウワサ、聞いた?」
いてもたってもいられなくなったわたしは、次の休み時間に、一人でいる康哉をつかまえると、人のあまり通らない屋上へとあがる階段のところまで引っ張っていった。
「ウワサ? ああ。化けギツネがまぎれ込んでるんじゃないかってヤツのこと?」
「そう! ねえ、あれってやっぱりわたしのことだと思う? どうしたらいいかなあ」
「どうしたらって。僕には関係ないよね?」
……ちょっと待ってよ。関係なくなくない?
だって、もしわたしのヒミツが誰かにバレたのだとしたら、完全に康哉のせいだよね⁉
あんなふうにみんなの前で康哉がわたしを驚かすから、誰かにキツネ耳を見られちゃったんだよ、きっと。
「こんなことでわざわざ僕のことをわずらわせないでくれる? もう助けないって、前に言ってあったよね?」
康哉が、大きなため息をつく。
「そ、そうだよね。ごめんね」
なにも言い返すこともできず、ぎこちなく笑うわたしをチラッと見ると、康哉はさっさと行ってしまった。
いてもたってもいられなくなったわたしは、次の休み時間に、一人でいる康哉をつかまえると、人のあまり通らない屋上へとあがる階段のところまで引っ張っていった。
「ウワサ? ああ。化けギツネがまぎれ込んでるんじゃないかってヤツのこと?」
「そう! ねえ、あれってやっぱりわたしのことだと思う? どうしたらいいかなあ」
「どうしたらって。僕には関係ないよね?」
……ちょっと待ってよ。関係なくなくない?
だって、もしわたしのヒミツが誰かにバレたのだとしたら、完全に康哉のせいだよね⁉
あんなふうにみんなの前で康哉がわたしを驚かすから、誰かにキツネ耳を見られちゃったんだよ、きっと。
「こんなことでわざわざ僕のことをわずらわせないでくれる? もう助けないって、前に言ってあったよね?」
康哉が、大きなため息をつく。
「そ、そうだよね。ごめんね」
なにも言い返すこともできず、ぎこちなく笑うわたしをチラッと見ると、康哉はさっさと行ってしまった。



