***
「は⁉ き、キツネ⁇」
和真のことを心配している余裕もなくなるほどの、大問題発生。
「そうなの! ウワサによると、人間に化けたキツネが、学校内にまぎれ込むのを見た人がいるんだって。ねえ、すごくない⁉ 妖狐だよ、妖狐!」
翌朝、顔を合わせた瞬間、新聞部の紗香が瞳をキラキラさせる。
「いや、すごいっていうか……」
それって、わたしのことなんじゃ……。
え、なんでバレちゃったの⁉
いやでも、ひょっとしたら、わたしじゃないかもだし。
でも、変化が得意な康哉にかぎって、そんなヘマをするとは考えられないし。
だったら、黒瀬くん?
二年生や三年生っていう可能性も……。
でも、わたし以上に変化がニガテな妖狐なんている?
やっぱり、ひょっこり出てしまったわたしのキツネ耳を、誰かに見られた可能性が一番高いような気がするんだけど。
「決めた。あたし、そのスクープ写真を、絶対にゲットしてみせる」
紗香が、こぶしを握りしめて燃えている。
「ね、ねえ。でもそれって、危なくない? だって、妖怪ってことでしょ?」
「大丈夫、大丈夫。バレないようにこっそり撮るから」
もし証拠写真なんか撮られたら、わたしが大丈夫じゃないんだってばぁ~!
わたしは、心の中でこっそり頭を抱えた。
「は⁉ き、キツネ⁇」
和真のことを心配している余裕もなくなるほどの、大問題発生。
「そうなの! ウワサによると、人間に化けたキツネが、学校内にまぎれ込むのを見た人がいるんだって。ねえ、すごくない⁉ 妖狐だよ、妖狐!」
翌朝、顔を合わせた瞬間、新聞部の紗香が瞳をキラキラさせる。
「いや、すごいっていうか……」
それって、わたしのことなんじゃ……。
え、なんでバレちゃったの⁉
いやでも、ひょっとしたら、わたしじゃないかもだし。
でも、変化が得意な康哉にかぎって、そんなヘマをするとは考えられないし。
だったら、黒瀬くん?
二年生や三年生っていう可能性も……。
でも、わたし以上に変化がニガテな妖狐なんている?
やっぱり、ひょっこり出てしまったわたしのキツネ耳を、誰かに見られた可能性が一番高いような気がするんだけど。
「決めた。あたし、そのスクープ写真を、絶対にゲットしてみせる」
紗香が、こぶしを握りしめて燃えている。
「ね、ねえ。でもそれって、危なくない? だって、妖怪ってことでしょ?」
「大丈夫、大丈夫。バレないようにこっそり撮るから」
もし証拠写真なんか撮られたら、わたしが大丈夫じゃないんだってばぁ~!
わたしは、心の中でこっそり頭を抱えた。



