そんなコンなで毎日修行中!

「今年の一年は威勢がいいなあ。いいぞ、いいぞ。俺はそういうヤツが大好きだ。他の一年も、今回背番号がもらえなかった二年も、そうやってレギュラーから背番号を奪うつもりで、本気でかかってこい」

「うおーっ、やってやるぞー!」

「この番号は、ぜってー渡さねえ!」


 おかしくなりかけていた部内の空気が、梅宮先輩のひと言で一変する。


 やっぱりすごいや、梅宮先輩。


 それにしても、普段の和真なら、そんな態度は絶対に取らないはずなのに。

 また胸がざわざわする。


「月斗、今日も自主練して帰るよな?」

「か、和真」

 黒瀬くんとの会話にわたしが無理やり割り込むと、和真がうっとうしそうな顔でわたしの方を見る。


「なんだよ」

「あの、さ、なんだか疲れた顔してるけど、ちゃんと休んでる?」


 近くでよく見ると、なんだか目の下のクマがすごい。


「問題ない。李胡に心配されるようなことは、なんもないよ」

「そう? なら、いいんだけど」


 ぎこちない笑みを浮かべると、また黒瀬くんに熱心に話しかけはじめた和真の元を、そっと離れた。