そんなコンなで毎日修行中!

「黒瀬くん、よかったね!」

 解散になると、わたしはさっそく黒瀬くんに明るく声をかけた。


「……どうせ出番はない」

「そうかもだけど……それでもすごいよ。一年生で背番号もらったの、和真と二人だけなんだよ? もっと喜んだらいいのに」

「……」

「月斗、すげーな! さすがだぜ」

 和真が、笑顔で黒瀬くんの肩に腕を回す。

「一年の底力、二人で見せてやろうぜ」


 なんだか久々に和真の笑顔が見れた気がする。


 そうだよね。このために、今までがんばってきたんだもん。


「和真もおめでとう」

「さんきゅー。でも、次はもっと若い番号、ぜってー奪ってやるから」

 そう言いながら、和真と同じ守備位置の8番の背番号を受け取った梅宮先輩の方を、じっとにらむように見つめる。


「ち、ちょっと、和真!?」


 やる気なのはわかるけど、それはちょっとやりすぎじゃ……。


 一人でハラハラしていると、梅宮先輩が、がははと大きな声で笑いだした。