そんなコンなで毎日修行中!

 わたしが頼りなさすぎなのがいけないのかもだけど、それを言ったら、和真がしっかりしすぎなんだよ。


 学校では、いつもクラス委員に選ばれて、クラスメイトからも先生からも信頼が厚い。

 それに、いつだって笑顔で明るくて、たくさんの友だちに囲まれていて。

 そんなだから、わたしのことを妹みたいに心配するのもわかるけど……。


「痛っ。李胡、結界の解除忘れてるぞ」

 門を出ようとして、見えない壁におでこをぶつけた和真が、うらめしげにおでこをさすりながらわたしの方を振り返る。


「ごめんねー。ワザとだから」

 和真にニコリと笑って見せてから、わたしは家の周りに張り巡らした結界を解除した。


 ほら、庭で狐火の練習なんかしてたら、通りかかった人が不審に思うでしょ?

 だから、外から見えないように、一応結界を張っているんだ。


 結界のあった場所を慎重に人差し指でつついて確認すると、和真がもう一度わたしの方を振り返る。


「そうだ。明日、時間割変更で英語の授業があるの覚えてるか? 予習忘れんなよ」

「えぇっ、そうだっけ⁉」


 慌てるわたしを見て苦笑いすると、今度こそ本当に和真は自分ちへと帰っていった。