えーっと……黒瀬くん、めちゃくちゃ動揺してない?
薄暗くてよく見えないけど、なんとなく頬も赤いみたいなんだけど。
ひょっとして、図星?
本当に野球がやりたくて入部しただけってこと?
だったらなおさら、みんなともっと打ち解けて仲よくなってほしいよ。
よしっ。こうなったら、やっぱりわたしが一肌脱いで……。
「余計なことはするな。わかったな」
全身から強い妖気を放つ黒瀬くんに低い声でクギを刺され、こくこくと無言でうなずくので精いっぱい。
そんなわたしからふんっと顔をそらすと、黒瀬くんは大股で去っていった。
黒瀬くんの背中を見送りながら、はぁーと大きなため息をついていたら、今度は和真の方から強い視線を感じる。
「な、なに?」
おそるおそる和真の方を見ると、ものすごく不機嫌そうな顔をしていた。
どうしたんだろ?
「別に。なんでもない」
ぶっきらぼうにそう言うと、和真はわたしを置いて歩きはじめた。
「え、ち、ちょっと待ってよ!」
ぱたぱたと小走りで和真を追いかけ、もう一度隣に並んだけれど、話しかけるのも気がひけるようなピリピリした空気をずっと身にまとったまま。
『なんでもない』って……こんなの、なんでもなくないじゃん。
本当に、いったいどうしちゃったんだろ?
薄暗くてよく見えないけど、なんとなく頬も赤いみたいなんだけど。
ひょっとして、図星?
本当に野球がやりたくて入部しただけってこと?
だったらなおさら、みんなともっと打ち解けて仲よくなってほしいよ。
よしっ。こうなったら、やっぱりわたしが一肌脱いで……。
「余計なことはするな。わかったな」
全身から強い妖気を放つ黒瀬くんに低い声でクギを刺され、こくこくと無言でうなずくので精いっぱい。
そんなわたしからふんっと顔をそらすと、黒瀬くんは大股で去っていった。
黒瀬くんの背中を見送りながら、はぁーと大きなため息をついていたら、今度は和真の方から強い視線を感じる。
「な、なに?」
おそるおそる和真の方を見ると、ものすごく不機嫌そうな顔をしていた。
どうしたんだろ?
「別に。なんでもない」
ぶっきらぼうにそう言うと、和真はわたしを置いて歩きはじめた。
「え、ち、ちょっと待ってよ!」
ぱたぱたと小走りで和真を追いかけ、もう一度隣に並んだけれど、話しかけるのも気がひけるようなピリピリした空気をずっと身にまとったまま。
『なんでもない』って……こんなの、なんでもなくないじゃん。
本当に、いったいどうしちゃったんだろ?



