「ところでさ、今日の俺、どうだった?」
そう言いながら、和真が期待の眼差しを向けてくる。
「どうって……なんていうか、すごくびっくりした」
「へへっ。だろ? まー、李胡はいつも俺が素振りしてるとこしか見てないもんな」
和真が、いつになくうれしそうに胸を張る。
「……でもさ。正直、上には上がいるっつーか。もっともっとがんばんないと、プロになんか全然手が届かないなって思い知らされる瞬間の方が多いんだよなー。やっぱ先輩、すげーよ。だからこそ……めっちゃ燃える。負けてたまるかって、力があふれてくるんだ」
和真が、西の空にわずかに残る夕焼けを、キラキラした瞳でじっと見つめている。
和真は、そうやっていつだって立ち止まらず上を見続けるんだよね。
「がんばれ。応援してる」
「おう、ありがとな! 俺がプロになったら、一枚目のサインは、李胡にやる約束だもんな」
「えーっ? そんな約束したっけ?」
「うわっ、ひでえな」
「冗談、冗談。楽しみに待ってるよ」
口をとがらせ文句を言う和真を見て、思わずふふっと笑う。
でも、そうやって「プロになる」ってはっきり言える和真は、やっぱりすごいなって思う。
それに、康哉だって。
絶対に自分が長になるって言い切る強さがある。
それに比べて、わたしは?
そう言いながら、和真が期待の眼差しを向けてくる。
「どうって……なんていうか、すごくびっくりした」
「へへっ。だろ? まー、李胡はいつも俺が素振りしてるとこしか見てないもんな」
和真が、いつになくうれしそうに胸を張る。
「……でもさ。正直、上には上がいるっつーか。もっともっとがんばんないと、プロになんか全然手が届かないなって思い知らされる瞬間の方が多いんだよなー。やっぱ先輩、すげーよ。だからこそ……めっちゃ燃える。負けてたまるかって、力があふれてくるんだ」
和真が、西の空にわずかに残る夕焼けを、キラキラした瞳でじっと見つめている。
和真は、そうやっていつだって立ち止まらず上を見続けるんだよね。
「がんばれ。応援してる」
「おう、ありがとな! 俺がプロになったら、一枚目のサインは、李胡にやる約束だもんな」
「えーっ? そんな約束したっけ?」
「うわっ、ひでえな」
「冗談、冗談。楽しみに待ってるよ」
口をとがらせ文句を言う和真を見て、思わずふふっと笑う。
でも、そうやって「プロになる」ってはっきり言える和真は、やっぱりすごいなって思う。
それに、康哉だって。
絶対に自分が長になるって言い切る強さがある。
それに比べて、わたしは?



