「黒瀬くん。あの……わたしは正直昔のことはよく知らない。けど、白狐のみんなも人間も、ここで生きていかなくちゃいけないの。だから、みんな一緒に仲よく……」
「俺は、おまえらと仲よくするつもりはない。もちろん、人間ともだ」
人間……和真、も……?
「……和真にもしなにかしたら、絶対に許さないから」
無意識のうちに、胸元にさげた勾玉を服の上からぎゅっと握りしめる。
怒りで体じゅうの血が沸き立つように熱い。
「李胡!」
康哉の鋭く叫ぶ声が聞こえ、わたしはハッと我に返った。
「ふんっ。人間に執着するとは、愚かとしか言えんな」
吐き捨てるようにしてそう言うと、黒瀬くんはどこかへ行ってしまった。
「ありがとう、康哉」
黒瀬くんの背中を見送ったあと、康哉に助けてくれたお礼を言うと、ふんっとそっぽを向かれた。
「ご、ごめんね。わたしの妖力が弱いせいで迷惑かけちゃって」
「は? なにそれ、嫌味?」
康哉が、キレイな顔をぐしゃっとゆがめる。
「え? どういう意味?」
「俺は、おまえらと仲よくするつもりはない。もちろん、人間ともだ」
人間……和真、も……?
「……和真にもしなにかしたら、絶対に許さないから」
無意識のうちに、胸元にさげた勾玉を服の上からぎゅっと握りしめる。
怒りで体じゅうの血が沸き立つように熱い。
「李胡!」
康哉の鋭く叫ぶ声が聞こえ、わたしはハッと我に返った。
「ふんっ。人間に執着するとは、愚かとしか言えんな」
吐き捨てるようにしてそう言うと、黒瀬くんはどこかへ行ってしまった。
「ありがとう、康哉」
黒瀬くんの背中を見送ったあと、康哉に助けてくれたお礼を言うと、ふんっとそっぽを向かれた。
「ご、ごめんね。わたしの妖力が弱いせいで迷惑かけちゃって」
「は? なにそれ、嫌味?」
康哉が、キレイな顔をぐしゃっとゆがめる。
「え? どういう意味?」



