そんなコンなで毎日修行中!

「黒瀬くん。あの……わたしは正直昔のことはよく知らない。けど、白狐のみんなも人間も、ここで生きていかなくちゃいけないの。だから、みんな一緒に仲よく……」

「俺は、おまえらと仲よくするつもりはない。もちろん、人間ともだ」


 人間……和真、も……?


「……和真にもしなにかしたら、絶対に許さないから」

 無意識のうちに、胸元にさげた勾玉を服の上からぎゅっと握りしめる。


 怒りで体じゅうの血が沸き立つように熱い。


「李胡!」


 康哉の鋭く叫ぶ声が聞こえ、わたしはハッと我に返った。


「ふんっ。人間に執着するとは、愚かとしか言えんな」

 吐き捨てるようにしてそう言うと、黒瀬くんはどこかへ行ってしまった。


「ありがとう、康哉」

 黒瀬くんの背中を見送ったあと、康哉に助けてくれたお礼を言うと、ふんっとそっぽを向かれた。


「ご、ごめんね。わたしの妖力が弱いせいで迷惑かけちゃって」

「は? なにそれ、嫌味?」

 康哉が、キレイな顔をぐしゃっとゆがめる。


「え? どういう意味?」