和真……ちゃんと自分の気持ち、伝えたかった。
もっと早く勇気を出していればよかった。
和真に会いたいよ。もう一度……。
頭の中に、和真のとびっきりの笑顔が浮かぶ。
大好きだったよ、和真……。
気を失いかけたとき、それまでぐいぐい締めつけてきていたロープ状の狐火が突然ほどけた。
「かはっ、げほっ……」
地面に投げ出されたわたしは、四つんばいになって咳込んだ。
「勝手なことをするの、やめてくれる? 李胡をイジメていいのは、僕だけなんだけど」
声のする方を見あげると、冷たい笑みを浮かべた康哉が立っていた。
どうして? わたしのこと、助けに来てくれたの……?
「それに、縄張りの件は、長同士の合意の元って聞いてるけど? こんな勝手なことをして、君、叱られない?」
「ぐっ……うるさい……黙れーっ‼」
黒瀬くんが次々に放つ狐火を、康哉の狐火が確実に撃ち落としていく。
「はあ、はあ、はあ、はあ……」
ふたりとも、すごい……。
でも、膝に手をついて肩で息をする黒瀬くんとは対照的に、康哉は息の乱れすらない。
そんな康哉をキッとにらみあげながら、黒瀬くんは膝についた手をぎゅっと握りしめている。
もっと早く勇気を出していればよかった。
和真に会いたいよ。もう一度……。
頭の中に、和真のとびっきりの笑顔が浮かぶ。
大好きだったよ、和真……。
気を失いかけたとき、それまでぐいぐい締めつけてきていたロープ状の狐火が突然ほどけた。
「かはっ、げほっ……」
地面に投げ出されたわたしは、四つんばいになって咳込んだ。
「勝手なことをするの、やめてくれる? 李胡をイジメていいのは、僕だけなんだけど」
声のする方を見あげると、冷たい笑みを浮かべた康哉が立っていた。
どうして? わたしのこと、助けに来てくれたの……?
「それに、縄張りの件は、長同士の合意の元って聞いてるけど? こんな勝手なことをして、君、叱られない?」
「ぐっ……うるさい……黙れーっ‼」
黒瀬くんが次々に放つ狐火を、康哉の狐火が確実に撃ち落としていく。
「はあ、はあ、はあ、はあ……」
ふたりとも、すごい……。
でも、膝に手をついて肩で息をする黒瀬くんとは対照的に、康哉は息の乱れすらない。
そんな康哉をキッとにらみあげながら、黒瀬くんは膝についた手をぎゅっと握りしめている。



