実はね、わたし・春日李胡のお父さんは人間なんだけど、お母さんは妖狐――つまり、キツネの妖怪なんだ。
化けギツネっていうふうに言われることもあるのかな?
普段は人間の姿で、ちゃんとみんなと同じように学校にも通っているんだけど、こうやって狐火を使おうとすると、どうしてもキツネの耳としっぽが出ちゃうんだよね。
それに、突然大きくなったかと思ったら、いくら一生懸命力をこめても大きくならなかったり、右の方に飛ばしたいのに、左にいっちゃったり。全然思い通りに狐火をコントロールすることができないんだ。
けど、お母さんの作り出す狐火は、わたしのとは全然違う。
いくつもの狐火がお母さんの意のままに列をなして飛び回る様は、本当に幻想的で、思わず見入ってしまうくらいキレイなの。
わたしも、いつかあんなふうにできるようになりたいなって思って、毎日特訓しているんだけど……。
首からかけた勾玉を、無意識のうちにきゅっと握りしめる。
これはね、妖力の弱いわたしの力を補うために、お母さんがくれた護符なんだ。
「なにがあっても絶対に手放さないように」ってきつく言われてる。
理由ははっきりとは聞いていないけど、たぶんこれがないと妖力が弱すぎて、耳やしっぽを隠すこともできなくなっちゃうんじゃないかな。
こんなものに頼らないと日常生活もまともに送れないなんてって、悔しい気持ちはもちろんあるけど。
でもね、お父さんのこともお母さんのことも大大大好きだから、二人の子どもでよかったって思ってるよ。
その気持ちは本当。
化けギツネっていうふうに言われることもあるのかな?
普段は人間の姿で、ちゃんとみんなと同じように学校にも通っているんだけど、こうやって狐火を使おうとすると、どうしてもキツネの耳としっぽが出ちゃうんだよね。
それに、突然大きくなったかと思ったら、いくら一生懸命力をこめても大きくならなかったり、右の方に飛ばしたいのに、左にいっちゃったり。全然思い通りに狐火をコントロールすることができないんだ。
けど、お母さんの作り出す狐火は、わたしのとは全然違う。
いくつもの狐火がお母さんの意のままに列をなして飛び回る様は、本当に幻想的で、思わず見入ってしまうくらいキレイなの。
わたしも、いつかあんなふうにできるようになりたいなって思って、毎日特訓しているんだけど……。
首からかけた勾玉を、無意識のうちにきゅっと握りしめる。
これはね、妖力の弱いわたしの力を補うために、お母さんがくれた護符なんだ。
「なにがあっても絶対に手放さないように」ってきつく言われてる。
理由ははっきりとは聞いていないけど、たぶんこれがないと妖力が弱すぎて、耳やしっぽを隠すこともできなくなっちゃうんじゃないかな。
こんなものに頼らないと日常生活もまともに送れないなんてって、悔しい気持ちはもちろんあるけど。
でもね、お父さんのこともお母さんのことも大大大好きだから、二人の子どもでよかったって思ってるよ。
その気持ちは本当。



