小さな狐火を何個か生み出すと、二階くらいの高さで円形に並べてゆっくりクルクル回るように誘導する。
うん、すっごくいい感じ!
実はね、もうすぐ白狐の長の代替わりがあるらしいんだ。
半分人間で、里にも入れないわたしには、関係ない話だっていうことはわかっているんだけどね。
万が一だよ? 万が一、わたしが長になれたら、人間とか妖狐とか関係なく、みんなが仲よく暮らせるような世界にしたいな……って。
そうしたら、わたしのお母さんも、自分のお母さんに会いに行けるのかな……って。
けど、しょせんわたしが長になりたいなんて言ったって、みんなに鼻で笑われて終わり。
それどころか、「危ないから、里には絶対に近づかないように」ってお母さんに口をすっぱくして言われている通り、半分人間のわたしは、里に入っただけで、なにをされるかもわからない。
今のところ、次の長の第一候補は、康哉なんだって。
昨年、はじめてわたしの目の前に康哉が現れたとき、お母さんにそう聞いたんだ。
あれは……そう、山の木々が赤や黄色に色づきはじめるくらいの季節だったかな。
うん、すっごくいい感じ!
実はね、もうすぐ白狐の長の代替わりがあるらしいんだ。
半分人間で、里にも入れないわたしには、関係ない話だっていうことはわかっているんだけどね。
万が一だよ? 万が一、わたしが長になれたら、人間とか妖狐とか関係なく、みんなが仲よく暮らせるような世界にしたいな……って。
そうしたら、わたしのお母さんも、自分のお母さんに会いに行けるのかな……って。
けど、しょせんわたしが長になりたいなんて言ったって、みんなに鼻で笑われて終わり。
それどころか、「危ないから、里には絶対に近づかないように」ってお母さんに口をすっぱくして言われている通り、半分人間のわたしは、里に入っただけで、なにをされるかもわからない。
今のところ、次の長の第一候補は、康哉なんだって。
昨年、はじめてわたしの目の前に康哉が現れたとき、お母さんにそう聞いたんだ。
あれは……そう、山の木々が赤や黄色に色づきはじめるくらいの季節だったかな。



