スマホのアラームが、いつも通りの時間に鳴る。
目が覚め、アラームを止めてからいったん枕に顔を戻した。
頭痛がひどい。
頭を押さえた瞬間、まず思い出したのは昨夜のことだった。
「やっばぁぁぁ……」
胸の奥がどきりとする。
布団の端に追いやったスマホを、震える手で取る。
画面には、既読になった自分のメッセージ。
時刻は昨夜、二十三時半過ぎ。
ああ、読まれてる。
当たり前か。
椎名さんと飲んだこと。
ワインを何杯か飲んで、変なテンションになったこと。
ちゃんと目を見て、いろいろ話せた。話せたけど。
私、たぶん、かなり酔ってた。
送ったメッセージは、無事に着きましたと伝えたかっただけなのに、だいぶ支離滅裂だ。
文面を見返す勇気なんて湧かない。
「忘れたくないけど、思い出したくない……」
スマホを横に置いて、ベッドから跳ね起きる。
時計は七時過ぎ。今日は早く会社に向かわなきゃいけない。
顔を洗い、軽く化粧をして、書類とパソコンをバッグに詰め込む。
頭の中では、今日やるべき仕事がぐるぐる回っていた。
承認がおりた保湿ジェルの最終資料の確認。
製造部への指示。
マーケティングチームとの連絡。
そして、椎名さんとの業務連絡。
昨夜の浮かれた気分は胸の奥に押し込めて、無理やり仕事モードに切り替える。
それでも、心の片隅に椎名さんの笑顔がちらついた。
今日も、絶対に完璧にこなさなきゃ。
そう自分に言い聞かせて、家を出た。
目が覚め、アラームを止めてからいったん枕に顔を戻した。
頭痛がひどい。
頭を押さえた瞬間、まず思い出したのは昨夜のことだった。
「やっばぁぁぁ……」
胸の奥がどきりとする。
布団の端に追いやったスマホを、震える手で取る。
画面には、既読になった自分のメッセージ。
時刻は昨夜、二十三時半過ぎ。
ああ、読まれてる。
当たり前か。
椎名さんと飲んだこと。
ワインを何杯か飲んで、変なテンションになったこと。
ちゃんと目を見て、いろいろ話せた。話せたけど。
私、たぶん、かなり酔ってた。
送ったメッセージは、無事に着きましたと伝えたかっただけなのに、だいぶ支離滅裂だ。
文面を見返す勇気なんて湧かない。
「忘れたくないけど、思い出したくない……」
スマホを横に置いて、ベッドから跳ね起きる。
時計は七時過ぎ。今日は早く会社に向かわなきゃいけない。
顔を洗い、軽く化粧をして、書類とパソコンをバッグに詰め込む。
頭の中では、今日やるべき仕事がぐるぐる回っていた。
承認がおりた保湿ジェルの最終資料の確認。
製造部への指示。
マーケティングチームとの連絡。
そして、椎名さんとの業務連絡。
昨夜の浮かれた気分は胸の奥に押し込めて、無理やり仕事モードに切り替える。
それでも、心の片隅に椎名さんの笑顔がちらついた。
今日も、絶対に完璧にこなさなきゃ。
そう自分に言い聞かせて、家を出た。



