僕のHeartbeat〜落ちこぼれアンドロイドと天才〜

真剣にしなくてはならない過程が終わったのだろう。ラナが声をかけてきた。シリルは「うん。もちろん」と言い、ラナの隣に椅子を持ってきて座る。ラナは研究の続きをしながら話す。

「最近ね、一人でプラネタリウムに行ったの。ほら、星なんてゆっくり眺めることなんて普段ないでしょ?」

「研究者って忙しいからね。プラネタリウムは確か、どんな星座があるとか教えてくれるところだっけ?」

「うん。星座の成り立ちとか解説してたよ。特に面白かったのはねーーー」

ラナは星座の話をする。それをシリルは相槌を打って聞く。いつもと変わらない。ラナは色んな知識を持っている。色んな知識を吸収することを楽しみにしている。そして、膨大な知識をシリルでもわかるように教えてくれる。

(ラナの話はわかりやすくて、聞いていてとてもーーー)

機械だけで作られたこの体と、学習させられただけの感情が反応していく。しかし、いつも誰かの一言でそれは急降下していくのだ。