翌日、要は自宅マンションに戻り、休み明けからサロンでの勤務も再開した。
「緋山さん、お元気そうでホッとしました」
香織たちにそう言われて、要も笑顔をみせる。
「皆さん、ご心配おかけしました。今日からまた業務に戻ります。どうぞよろしくお願いします」
「こちらこそ。やっぱり緋山さんがいてくださると、安心感が違います」
「本当に。いてくださるだけで心強いです。ね、絵美梨さん」
タブレットに目を落としていた絵美梨が、「そうね」と顔を上げた。
「みんな早速ミーティングいいかしら? この1年はサロンにとっても、大きな転機の年になりそうなの」
絵美梨はデスクの周りに集まった皆を見渡す。
「まずは、昨年もみんなには大変お世話になりました。おかげさまで、業績も前年より大幅アップして、サロンは今年3年目に入ります。そこで、以前からお客様のご要望も多かった支店を出すことにしました。場所は、まずは大阪、次いで名古屋を考えています」
スタッフは皆で、えっ!と驚いた。
「支店って、都内じゃないんですね。そんなに遠くに?」
「ええ。都内はヘアサロンやドレスショップも多く、新規のお客様を獲得するのはそろそろ頭打ちだと考えます。トータルサロンであるうちの強みを生かしつつ、その土地のニーズに合ったサービスをご提供出来るよう、既に大阪と名古屋の松島グループのホテルに聞き取りを行いました。利益を生み出せると判断したので、これから具体的に動き出そうと思います」
冷静に落ち着いた口調でそう話す絵美梨の様子を、要はそっとうかがう。
(いつの間に進めていたのだろう)
以前、支店を出したいとは聞かされていたが、こんなにも具体的に動き始めていることに要は驚いた。
「みんなにも、人員確保については協力をお願いしたいし、私もこれからこのサロンを留守にすることが増えると思います。でもだからこそ、みんなとの会話を大切にし、密に連絡を取り合いましょう。なにかあればいつでも相談してね」
「はい」
「詳しいことは追って報告していきます。では今日も1日よろしくお願いします」
皆も「よろしくお願いします」と声を揃えた。
「緋山さん、お元気そうでホッとしました」
香織たちにそう言われて、要も笑顔をみせる。
「皆さん、ご心配おかけしました。今日からまた業務に戻ります。どうぞよろしくお願いします」
「こちらこそ。やっぱり緋山さんがいてくださると、安心感が違います」
「本当に。いてくださるだけで心強いです。ね、絵美梨さん」
タブレットに目を落としていた絵美梨が、「そうね」と顔を上げた。
「みんな早速ミーティングいいかしら? この1年はサロンにとっても、大きな転機の年になりそうなの」
絵美梨はデスクの周りに集まった皆を見渡す。
「まずは、昨年もみんなには大変お世話になりました。おかげさまで、業績も前年より大幅アップして、サロンは今年3年目に入ります。そこで、以前からお客様のご要望も多かった支店を出すことにしました。場所は、まずは大阪、次いで名古屋を考えています」
スタッフは皆で、えっ!と驚いた。
「支店って、都内じゃないんですね。そんなに遠くに?」
「ええ。都内はヘアサロンやドレスショップも多く、新規のお客様を獲得するのはそろそろ頭打ちだと考えます。トータルサロンであるうちの強みを生かしつつ、その土地のニーズに合ったサービスをご提供出来るよう、既に大阪と名古屋の松島グループのホテルに聞き取りを行いました。利益を生み出せると判断したので、これから具体的に動き出そうと思います」
冷静に落ち着いた口調でそう話す絵美梨の様子を、要はそっとうかがう。
(いつの間に進めていたのだろう)
以前、支店を出したいとは聞かされていたが、こんなにも具体的に動き始めていることに要は驚いた。
「みんなにも、人員確保については協力をお願いしたいし、私もこれからこのサロンを留守にすることが増えると思います。でもだからこそ、みんなとの会話を大切にし、密に連絡を取り合いましょう。なにかあればいつでも相談してね」
「はい」
「詳しいことは追って報告していきます。では今日も1日よろしくお願いします」
皆も「よろしくお願いします」と声を揃えた。



