広い屋敷の塀に沿って、絵美梨が真っ直ぐ駅への道を歩いて行く。
要は、絵美梨が振り返りはしないかとヒヤヒヤしながら、あとを追いかけた。
絵美梨は要に全く気づいていないようで、楽しそうな雰囲気が後ろ姿からも伝わってくる。
無事に駅に到着すると、電車で3駅隣の待ち合わせ場所に向かった。
「あっ、絵美……、こっちこっち」
改札を出てすぐのところで、乃亜が絵美梨に気づいて手招きする。
香織と京華も既に集まっていた。
「お待たせ。遅れてごめんね」
「ぜーんぜん。私たちが早く着いちゃったんです。それより絵美梨さん、お一人で大丈夫でしたか?」
乃亜が声を潜めて尋ねる。
どうやら、絵美梨の名前を聞かれて周りに注目されないように、気を使っているらしい。
「うん、平気よ。一人で電車も乗れるし」
「誰かに声かけられたりは?」
「しないしない」
明るく否定する絵美梨に、香織が心配そうに声をかける。
「油断しないでくださいね。実はクリスマスに向けて、戸川社長のマッチングアプリがすごく賑わってるんです。新規登録者も増えて、由美さんの動画や絵美梨さんのインタビューもまた話題になっていて」
「そうなの?」
「はい。だから今日は、絶対に私たちから離れないでくださいね」
「分かったわ、ありがとう」
近くに立ち止まってさり気なく聞いていた要も、それは知らなかったと驚く。
とにかく気をつけておこうと、歩き出した4人をそっと追いかけた。
要は、絵美梨が振り返りはしないかとヒヤヒヤしながら、あとを追いかけた。
絵美梨は要に全く気づいていないようで、楽しそうな雰囲気が後ろ姿からも伝わってくる。
無事に駅に到着すると、電車で3駅隣の待ち合わせ場所に向かった。
「あっ、絵美……、こっちこっち」
改札を出てすぐのところで、乃亜が絵美梨に気づいて手招きする。
香織と京華も既に集まっていた。
「お待たせ。遅れてごめんね」
「ぜーんぜん。私たちが早く着いちゃったんです。それより絵美梨さん、お一人で大丈夫でしたか?」
乃亜が声を潜めて尋ねる。
どうやら、絵美梨の名前を聞かれて周りに注目されないように、気を使っているらしい。
「うん、平気よ。一人で電車も乗れるし」
「誰かに声かけられたりは?」
「しないしない」
明るく否定する絵美梨に、香織が心配そうに声をかける。
「油断しないでくださいね。実はクリスマスに向けて、戸川社長のマッチングアプリがすごく賑わってるんです。新規登録者も増えて、由美さんの動画や絵美梨さんのインタビューもまた話題になっていて」
「そうなの?」
「はい。だから今日は、絶対に私たちから離れないでくださいね」
「分かったわ、ありがとう」
近くに立ち止まってさり気なく聞いていた要も、それは知らなかったと驚く。
とにかく気をつけておこうと、歩き出した4人をそっと追いかけた。



