再び1階に下りると、ソファーでお茶を飲みながら話をする。
「大阪と名古屋に支店を出すのね。私でよければお手伝いするわよ」
「ありがとうございます。実は今、信頼出来るスタッフを探しているのですが……」
「分かったわ。私のこのでかい顔にかけて、いい人を紹介するわ」
「うふふ、お顔が広いのですね。とても助かります」
「絵美梨ちゃんが喜んでくれるなら、なんでもしてあげちゃう」
そう言ってから、今池は声を潜めた。
「絵美梨ちゃんの恋人って、どんな人? 同じく美容関係?」
「いえ、私に恋人はいません」
「そうなの? こんなに美人なんだから、言い寄って来る人たくさんいるでしょ。 断ってるの? あ、お嬢様だから、どこかの御曹司と結婚が決まってるとか?」
「いいえ、私、結婚するつもりはありません」
今池は、ますます首をひねる。
「どうして? まだ若いんだし、諦めないで」
「諦めないから、結婚しないんです」
「え? それって、どういう意味なの?」
「好きな人を好きだという気持ちを諦めたくないから、他の人とは結婚したくないんです。自分の正直な想いを胸に、生きていこうと思っています」
まあ……と、今池は言葉を詰まらせた。
「絵美梨ちゃんたら、なんて健気なの。こんなにもピュアで美しい人を放っておくなんて、どこのどいつ? おのれ、タダでは済まさん!」
急にドスの効いた声になり、要はおののく。
「絵美梨ちゃん、なにかあったらいつでも連絡ちょうだい。すぐに飛んで行くから」
「はい、ありがとうございます」
絵美梨は今池に、にっこり笑ってみせた。
「大阪と名古屋に支店を出すのね。私でよければお手伝いするわよ」
「ありがとうございます。実は今、信頼出来るスタッフを探しているのですが……」
「分かったわ。私のこのでかい顔にかけて、いい人を紹介するわ」
「うふふ、お顔が広いのですね。とても助かります」
「絵美梨ちゃんが喜んでくれるなら、なんでもしてあげちゃう」
そう言ってから、今池は声を潜めた。
「絵美梨ちゃんの恋人って、どんな人? 同じく美容関係?」
「いえ、私に恋人はいません」
「そうなの? こんなに美人なんだから、言い寄って来る人たくさんいるでしょ。 断ってるの? あ、お嬢様だから、どこかの御曹司と結婚が決まってるとか?」
「いいえ、私、結婚するつもりはありません」
今池は、ますます首をひねる。
「どうして? まだ若いんだし、諦めないで」
「諦めないから、結婚しないんです」
「え? それって、どういう意味なの?」
「好きな人を好きだという気持ちを諦めたくないから、他の人とは結婚したくないんです。自分の正直な想いを胸に、生きていこうと思っています」
まあ……と、今池は言葉を詰まらせた。
「絵美梨ちゃんたら、なんて健気なの。こんなにもピュアで美しい人を放っておくなんて、どこのどいつ? おのれ、タダでは済まさん!」
急にドスの効いた声になり、要はおののく。
「絵美梨ちゃん、なにかあったらいつでも連絡ちょうだい。すぐに飛んで行くから」
「はい、ありがとうございます」
絵美梨は今池に、にっこり笑ってみせた。



