僕ら×回目の卒業式を

(ニコルside)
あれ…?これ…
「よーしみんな投票したね〜」
違う。
「まって!!!」
突然の大声に全員が振り返る。
「これ全部あたしが撮ったわけじゃない!!!」
あたりがざわめく。
「え…どういうことだよ」
「これ、本当のあたしの写真は…一枚だけなの」
写真を見た瞬間気づいた。
見たことない写真が混ざってる。
おそらくネイルとやらが撮った。
「じゃ…」
じゃあなんで。

「じゃあなんであたしの写真に、一つも票が入ってないのよ!!!!!!」

入ってない。
ひとつもない…
これが本当に私の撮った写真だって言うのに…!
「ご…ごめん!票いれよう…」
「まって!シールが剥がれない!」
嘘…!
こんな…!こんなやつの作品に!!!
「みんなあたしの作品より、他の人の作品を選んだのね」
「ちがう…わかんなかっただけで…」
「気づけたはずでしょ?」
「みんな」なら、気づけたはずでしょ?
「そこのアリアもさ、本当はあたしのこと侮辱してるんでしょ」
「は…いや…」
もういい!!!
みんなみんなみんなみんな!あたしを認めてくれない!!
「こんなやつがぁ!!!」
ビリっ!!!
「な…ちょ…」
写真を気づけば破いてた。
「やめてー!」
「オレの撮った写真〜!!」
ビリビリビリビリビリ。
ビリっ!ビリっ!
ビリ。ビリ。
いつでもビリ。
なーんにも目立つところない。
みんなが認めてくれないから、あたしはビリなのよ。
「もっと認めて?」
「ねえ…やめて…?」
ケイ…ト…
「おねがい?」
認めて。
認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認めて認め…