僕ら×回目の卒業式を

…キリルを見た。
しかしそこにいたのは今までのキリルではない何かだった。
「キリル…」
返事をしない。
「キリ…」
「もういいんだよ!!!!!」
あ…!
いつもめったに怒らないキリルの怒りに全員が引く。
「2人とも…おせじだったんだね」
「な…」
「今までずーっと僕のために、おせじをいってくれたんだね」
「ち、ちがう!本当はキリルの絵はヒビいてるんだ!今回がヒビかなかっただけ…」
「せめて、」

「せめて、ボロボロに褒めてくれたら、まだマシだったのにな…」
笑顔のままで涙を流すキリルの姿はまさに絶望としか言いようがなかった。
キリルを傷付けないように、2人はおせじをいったけど。
キリルにはむしろ、辛かったんだ。
『さーて次がラストでぇーす!』