僕ら×回目の卒業式を

ガラガラと絵が降りてくる。
「はぁ!?何これ!」
ニコル?
降ってきた絵は、お世辞にも上手いとは言えない絵だった。人が書いてあることはわかるけど…
「どうしたの」
「これ私の絵よ!!」
「えっ!?」
ニコルの絵!?
「ちょっと…ニコルの絵を勝手に載せたら、著作権とか色々危ないよ!?」
『うるさい!それでは審査員は〜…シェリーくん!この絵を「褒めないで」ください!』
ネイルが言うのと同時にシェリーの拘束が解ける。
「え?舞台に上がるの…?」
『ざっつらいと!』
シェリーが舞台に上がる。
「えー…正直…全然上手くないですぅ…ニコっちには失礼だけど…」
おどおどしてるシェリー。
ん?
「ねえ、これ何?」
舞台の横に謎のバロメーターがついている。
『あ、それは正直メーターだよ!』
「正直メーター?」
『どれだけ正直に批評したかを表すもの!さっきシェリーくんは正直メーターが上がってたから、正直に下手って言ったこと!』
「こんなの聞いてないよ!?」
『あでもただの飾りだたらね〜!』
「そう…ていうかその正直メーター自体正直なの?」
「あ…ニコっち、悪かった?」
「べ、別に絵が下手なのは気にしてないし!隠してないし…」
「そう…」
少し沈黙が続く。
「本当に大丈夫よ!ね!?」
『と言うわけで20ポイント獲得!続いて2回目!』
別の絵が上がる。
子供が描いた感じの絵だ。
下手…でもないかんじか?カラフルできれいだ。
「これ…見たことある気がする」
「え?レイジが!?」
「わからないけど」
『それでは!審査員はレオンくん!どうぞ!「ほめて」ください!』
褒めるのか…
誇張して褒めるのもアレだし…いっそ正直に行っちゃおう。
拘束が解けて僕は舞台に上がる。
「そ…それなりに下手とは言えません!カラフルで色彩豊かです!…こんな感じ?」
正直メーターがやや高めだ。
『と言うわけでまたもや20ポイント獲得!』
連続ゲットだ!
「よーし!このまま行くぜー!!」
「お次はこちらー!」
絵が上がる。

その絵を見た瞬間、ここにいる6人全員が驚愕した。