白紙は自分の壮絶な経験を話しながらもお菓子に伸ばす手は止めなかった。 口の周りにはチョコレートやポテチのカスがべったりとついている。 「モデルしてたんだ。どうりでどこかで見たことがあると思ってた」 はじめて白紙を見たときから既視感があったのはそのためだったのだと、ようやく納得した。 「怖いよね、AI生成って」 クネクネが深刻そうな顔つきで言う。 「でも、ウチはちょっとうらやましいかも」