廊下を進んでいると――
「……あ」
聞き覚えのある声がして、角の向こうから人影が現れた。
「お嬢さん!」
次の瞬間。
どさどさっ!
レオの腕に抱えられていた袋が破れ、
中から大量のジャガイモが床を転がった。
「うわっ、あっ、ちょっ――」
ごろごろと転がるそれらを完全に無視して、
レオは私を見つめる。
目を大きく見開いたまま、息を詰めて――
「……起きたんですね」
震えた声。
「ほんと……ほんとによかった……」
そう言ったきり、言葉が詰まる。
次の瞬間、勢いよく距離を詰めてきた。
「だ、抱きしめていいですか!?
いいですよね!? 今しかないですよね!?」
「え、ちょ――」
「うん」
私がそう答えると、
その背後でユウリとディランが、ほぼ同時に一歩下がった。
まるで示し合わせたかのように。
次の瞬間――
ぎゅっ!!!
大きな腕に包み込まれ、視界が一気に布地で塞がれる。
「本当……よかったよぉ……!」
レオの声は完全に泣いていた。
「目ぇ覚まさないって聞いて……
俺、料理しながらずっと祈ってたんですよ……!」
背中をぽんぽんと叩きながら、私は少し息苦しそうに言う。
「れ、レオ……ちょっと、近い……」
「生きててよかったぁぁ……!」
「……あ」
聞き覚えのある声がして、角の向こうから人影が現れた。
「お嬢さん!」
次の瞬間。
どさどさっ!
レオの腕に抱えられていた袋が破れ、
中から大量のジャガイモが床を転がった。
「うわっ、あっ、ちょっ――」
ごろごろと転がるそれらを完全に無視して、
レオは私を見つめる。
目を大きく見開いたまま、息を詰めて――
「……起きたんですね」
震えた声。
「ほんと……ほんとによかった……」
そう言ったきり、言葉が詰まる。
次の瞬間、勢いよく距離を詰めてきた。
「だ、抱きしめていいですか!?
いいですよね!? 今しかないですよね!?」
「え、ちょ――」
「うん」
私がそう答えると、
その背後でユウリとディランが、ほぼ同時に一歩下がった。
まるで示し合わせたかのように。
次の瞬間――
ぎゅっ!!!
大きな腕に包み込まれ、視界が一気に布地で塞がれる。
「本当……よかったよぉ……!」
レオの声は完全に泣いていた。
「目ぇ覚まさないって聞いて……
俺、料理しながらずっと祈ってたんですよ……!」
背中をぽんぽんと叩きながら、私は少し息苦しそうに言う。
「れ、レオ……ちょっと、近い……」
「生きててよかったぁぁ……!」

