怖い??話

 まただ。
引っ越しても引っ越しても引っ越してもついてくる。
私はどこに住めばいいの!?

あいつの顔なんて見たくない。
 
―私は数ヶ月前から大学に通うため一人暮らしをしたいる。

でも、ある時視線に気がついた。

買い物をしていても散歩していても、何をしていても。
その視線はついてくる。

それから私はこまめに後ろを見るようにした。
それを習慣付けて数週間。

ついに怪しい奴を見つけた。

明らかに挙動不審で私から視線を逸らそうと必死だ。

私は警察に相談した。幸い、私の話を親身になって聞いてくれて、私の家の近くのパトロールを強化すると言ってくれた。

そして事件は起きた。

あいつが私を刺そうとしたのだ。しかし、近くに警察官もおり、なんとか事なきを得た。

どうやらあいつは私が近所で同年齢の男性と話していたところを恋人だと勘違いし、刺そうとしたらしい。

そしてあいつは即逮捕され裁判にかけられた。

ちなみにあとから聞いた話だが、あいつは他の女性のこともストーカーしており、その人たちから警察に相談されていたらしい。

だが私は腑に落ちないところがある。
なぜあいつは私と話していた男性ではなく私を刺そうとしたのか。

あれこれと考えているうちに数日が経つ。
考えてもしょうがない。

私は空を仰ぎながら背中の冷たい空気に気づかないふりをした。