「………おれも先行ってる。」
「「はぁっ!?」」
「じゃ。」
「「………。」」
…毎回こんな態度なのかな。
誘われた側、かわいそうに。
「…下っ端呼ぶか?」
「そうするか。」
「じゃあ、お前。ここで待ってろ。」
「うん。えっと………何だっけお前。まぁいいや、待っててね。」
それだけ残すと、朱雀憂と真田颯は爆音を鳴らして行ってしまった。
「………うわ。」
だから無理なんだよ、星龍。
私が会いたくなかった理由は、事前に会ってたからだけではない。
ハッキングした情報によると、そっちが誘ったくせにヤバい態度を取られた、という情報があった。
大体は消されてたんだけど、最新で入った情報はさすがの菅原悠馬でもすぐには消せないだろう。
あと、消し跡があった。
菅原悠馬はハッキング能力めっちゃ高いけど、ずっと監視してるわけじゃないからね。
自分たちの悪い情報が入ったら自動で消せるようにすれば良いのに。
私たちはとりあえずREDとBLUEの情報が入ったら自動で何でも消せるようにしている。
あ、もちろん消した形跡無しでね。
そんくらい出来るでしょ。
星龍についての回想を巡らせていると、遠くからバイクの音が聞こえてきた。
大体……4.59kmくらい離れてるかな。

