空虚な4分前に最恐な光を〜それが、運命だから〜



「……………星龍?」

「あ、まじ?知らないんだ。」

「なんですか、それ。」

「ぼーそーぞくって知ってる?」

「まぁ、うん?」

「僕たちね、星龍っていう暴走族やってんの。」

「………えっ!?生の暴走族初めて見た!!」

「で、僕ら、幹部以上。」

「え、じゃあ、相当強いじゃないですか!?生意気な態度とってすみません!」

「いやいやいや、大丈夫だよ?」

朱雀憂、めっちゃにやけそうな顔だけど?

加夜に関しては寝てるフリして笑いをこらえてるし。

「んで、改めて、入る?」

「え、いいんですか!?」

総長は「星龍」って名前にひっついてくるヤツは嫌いだからね。

わざと「入りたい!」って言えば、「あ、コイツ無理」って言って落としてくれる。

といっても、溜まり場で幹部と戦うんだけど。

戦って弱かったら即バツ。

その場で追い出される。

加夜もそうやって、星龍に入ってない。

わざと弱いフリして負ければ一生絡むことのない人らだからね。

「じゃあ、今日の放課後、僕らについてきて。」

「はい!!」

私が返事すると、朱雀憂は席に着いた。

「…あ、えっとー。授業始めていいか?」

先生の遠慮がちな声。あ、一時間目始まってた。

星龍が話してるのに遮ったら、幹部に何されるかわかんないもんね。

かわいそ、先生。