新着メッセージが届きました ー醜い争いが生んだ悪夢ー

お風呂に入り終わって、寝る準備を済ませた。


部屋のベッドに寝転がって、グループラインを開く。


『(胡桃)今日はお父さんもお母さんもいなくていつもより暇ー。誰か話せる人!』


ちょうど胡桃からそんなメッセージが来た。


私はすぐに返事をした。


『(莉菜)私もう寝るだけだから話せるよ!』


『(れい)話そ話そ!』


私とほぼ同時にれいも来た。


『(胡桃)じゃあ恋バナでもしよっか。早速質問です!2人は好きな人いますか?』


好きな人か…今はいないかな。


『(莉菜)私はいないよ』


私が答えて少しすると、れいも回答を送ってきた。


『(れい)私いる!』


「れいって好きな人いたんだ」


普段全くこういう話をしないから、れいは恋愛に興味ないのかなと勝手に思っていた。


『(胡桃)えっ、だれだれ!?』


すぐに胡桃がれいに返事をする。


『(れい)あんま知られたくないから個人チャット来て。今一緒に話してる2人だけに教えてあげる!』


『(胡桃)オッケー』


『(莉菜)わかった!』


れいの好きな人が気になった私は、すぐに個人チャットに飛んだ。


『(莉菜)れいの好きな人って誰ー?』


早速聞いた。


すると、待ち構えてたかのようにすぐ既読がついた。


『(れい)絶対誰にも言わないでよ?』


『(莉菜)もちろん!』


『(れい)実はね…』


誰だろうとワクワクしながら次のメッセージを待つ私。


そして、私はれいからの返事を見て驚いた。


なんと、れいが好きな人は…


『(れい)私ね、同性愛なの。実は莉菜のことが好きなんだ』


まさかの私だった。


私は驚いて固まってしまった。


れいのことは好きだけど、恋愛として見たことはなかったからだ。


なんて返せばいいんだろう…。


しばらく返事できずに固まってると、再びれいからメッセージが来た。


『(れい)ごめん、困らせちゃってるよね。忘れて!』


「忘れてって言われても…」


れいが私のことを恋愛として好きと聞いた私は、れいにときめいていた。


れいが本当にいいなら、私はれいと付き合ってもいいと思った。


『(莉菜)私もれいが好き。れいが良ければなんだけど、私と付き合ってほしい』


すぐに既読がついたが、返事が中々来ない。


「逆に困らせちゃったかな…」


急いで送信を取り消そうとした時、れいから返事が来た。


『(れい)えっ、いいの?私で良ければ!』


同性と付き合うことになったが、嬉しかった。


ということはきっと、私の恋愛対象は元々同性だったんだろうな。


付き合うということが人生初めての私。


やっぱり嬉しかった。


「早くれいに会いたいな」


そう思いながらいつもより早く寝た。