「これで全員揃ったね!」
放課後、仲良しグループの美菜が、東棟3階の階段に私たちを集めた。
「それで、話したいことって?」
美菜から話したいことがあると聞いて、みんなドキドキワクワクしている。
「実はね…彼氏ができましたっ!」
「ええっ!?」
美菜からの幸せな報告に、みんなが拍手をする。
「おめでとう!」
「お幸せにね!」
みんなにお祝いされて、美菜も嬉しそうだ。
「みんなありがとう!」
私たちは5人グループでいつも一緒。
嬉しいことがあればみんなで喜び、悲しいことがあればみんなで慰め、愚痴を言う。
元々はそれぞれ学校が違う私たちだったけど、こうして高校生になって仲良くなった。
奇数だが、一度も仲間割れしたことはない。
「じゃあこれからは美菜と遊びに行く時間も限られてくるのかー」
胡桃が少し悲しそうに言った。
そんな胡桃を見て、美菜は胡桃の手を握った。
「大丈夫。確かにデートする時間もほしいけど、私は胡桃のこともみんなのことも大好きだから」
それを聞いた胡桃は美菜に抱きついた。
きっと美菜の彼氏さんも、美菜のこういう優しいところに惹かれたんだよな。
心からそう思った。
「いやー、それにしてもビックリだったな」
「まさか彼氏ができた報告だったなんて。なんだか私まで嬉しい!」
「私も彼氏ほしいなー」
美菜の報告に対し、嬉しさが込み上げてくる私とれい。
その隣で「イケメンいないかな」なんて言いながらキョロキョロしている花鈴。
胡桃はずっと美菜にくっついている。
胡桃と美菜はこの高校に通い始め、同じクラスになってから一番に友達になったらしい。
2人とも恋愛話が大好きで、色んな情報を持っていた。
例えば隣のクラスの遠藤くんが、うちのクラスの榊原さんと付き合ったとか。
逆に、別れたとか。
時には、この人がこの人に告白して振られたという話を共有してくれる。
この人はこの人のことが好き、2人はそんな情報まで持っている。
一体どこからそんな情報を得ているのか、私にはわからない。
だけどそういう話のおかげで、私も楽しいと思える時間が増えたのだ。
「あの2人は恋愛図鑑だもんね」
2人は『恋愛図鑑』と呼ばれるほど、本当になんでも知っている。
たまには知られたくないことを知られてしまったことで傷つく人もいるが、2人はお構いなしのようだ。
放課後、仲良しグループの美菜が、東棟3階の階段に私たちを集めた。
「それで、話したいことって?」
美菜から話したいことがあると聞いて、みんなドキドキワクワクしている。
「実はね…彼氏ができましたっ!」
「ええっ!?」
美菜からの幸せな報告に、みんなが拍手をする。
「おめでとう!」
「お幸せにね!」
みんなにお祝いされて、美菜も嬉しそうだ。
「みんなありがとう!」
私たちは5人グループでいつも一緒。
嬉しいことがあればみんなで喜び、悲しいことがあればみんなで慰め、愚痴を言う。
元々はそれぞれ学校が違う私たちだったけど、こうして高校生になって仲良くなった。
奇数だが、一度も仲間割れしたことはない。
「じゃあこれからは美菜と遊びに行く時間も限られてくるのかー」
胡桃が少し悲しそうに言った。
そんな胡桃を見て、美菜は胡桃の手を握った。
「大丈夫。確かにデートする時間もほしいけど、私は胡桃のこともみんなのことも大好きだから」
それを聞いた胡桃は美菜に抱きついた。
きっと美菜の彼氏さんも、美菜のこういう優しいところに惹かれたんだよな。
心からそう思った。
「いやー、それにしてもビックリだったな」
「まさか彼氏ができた報告だったなんて。なんだか私まで嬉しい!」
「私も彼氏ほしいなー」
美菜の報告に対し、嬉しさが込み上げてくる私とれい。
その隣で「イケメンいないかな」なんて言いながらキョロキョロしている花鈴。
胡桃はずっと美菜にくっついている。
胡桃と美菜はこの高校に通い始め、同じクラスになってから一番に友達になったらしい。
2人とも恋愛話が大好きで、色んな情報を持っていた。
例えば隣のクラスの遠藤くんが、うちのクラスの榊原さんと付き合ったとか。
逆に、別れたとか。
時には、この人がこの人に告白して振られたという話を共有してくれる。
この人はこの人のことが好き、2人はそんな情報まで持っている。
一体どこからそんな情報を得ているのか、私にはわからない。
だけどそういう話のおかげで、私も楽しいと思える時間が増えたのだ。
「あの2人は恋愛図鑑だもんね」
2人は『恋愛図鑑』と呼ばれるほど、本当になんでも知っている。
たまには知られたくないことを知られてしまったことで傷つく人もいるが、2人はお構いなしのようだ。


