頻発性哀愁症候群

その日の夜も私はぬいぐるみを抱きしめながら眠る。寂しくて、眠れない夜。

「寂しい。寂しい」

と呟きながら、ベッドで一人静かに涙を流すのだ。

本当に馬鹿みたい。

眠れぬまま時間が経ち、私は一階にあるお手洗いに向かう。

「奈々花、今日も眠れないの?」

お手洗いに行く途中に、私の足音で起きた両親が心配そうに顔を出す。

「ううん、ちょっと目が覚めただけ」

寂しい、縋ってしまいたいという感情を無理やり押さえつけ、私は無理やり笑顔を作った。