島江凪は、二度恋をする。 ~飛べない鳥に、恋の歌~

“ウチのこと、ずっと好きで、いてホシイ”


それは、花火大会の時にも聞いた。


そのあとの言葉。


”ウチがいなくなったあとの『島江凪』さんも、どうか好きでいてクレ

 ……そうしてくれるナラ、ウチは喜んで二人の恋の、当て馬にナル

 ……ホントは鳥だけどナ、エヘヘ”



その言葉のあと。


僕は夢の中で……でも、確かに見たんだ。

傷ついた、一羽の小さな白い鳥が、ほの暗い空間の中でうずくまっているのを。