大好きなキミと365日の恋をする

『好きですっ、夏凪くん…!』


これが、今の私の最初で最後の告白―――。



私の名前は髙田(たかだ)㮈穂(なほ)


三つ編みをおさげのようにして肩にかけ、大きな黒縁メガネに、両頬にはたくさんのそばかす。


THE陰キャ、みたいな容姿をしていて、空気みたいな存在。


『うわっ、存在感薄ぅ…気付かなかった〜』


『地味子ちゃんには水をお見舞いしてあげるね〜そりゃっ!あははははははは!!ダッサ〜』


『ねぇ地味子ちゃん、虹くん狙ってる?』


『っ、いや…そんなことは…っ!』


『あっそう…。ならいいわ。』


嘘、1回。


そう、私髙田㮈穂は、夏凪くんに一目惚れ。


でも、私なんかじゃ釣り合わない。



*  *  *



「愛里清ちゃんは…まだ、か。」


愛里清ちゃんこと、胡依愛里清さん。


おそらく、夏凪くんの好きな人は橘さんだろうけど、


最近は胡依さんと一緒にいることが多い。


今日は、おふたりが補習に来られてから結構経った日。


あれ、夏凪くんは賢いのに何で補習なんかに…?


あ、分かった。


胡依さんと一緒にいるためだ―――。