大好きなキミと365日の恋をする

やっと授業が終わった。


さて、帰りますか…


と、思って昇降口を抜け、靴箱前に出たとき――


「愛里清ちゃん、一緒に帰らない?」


なななんと、虹くんが一緒に帰らないか誘ってくれて!?


▷断る
▷悩む
▶喜んで受け入れる


「うん!」


「よかった」


「ねぇ、愛里清ちゃんって、甘いの好き?」


……?


「うん、好きだよ!」


あ…なんか告白してるみたいになっちゃった…っ!


「じゃあ…ここ行かない?美味しいスイーツのお店。」


店名は、『メルヘン』。


何だかおしゃれな名前…!


「うん!行きたいっ!!」


食べたいな、スイーツ…!


そう、私は私は家族内屈指の甘党だ。


隙あらばスイーツに手を伸ばし、両親に止められる。


「じゃ、行こっか。」


「うんっ、あ、でもちょっと待って」


「? ? ?」


「お母さんに連絡しなきゃ…」


そう思い、スマホを開いて『お母さん』と書かれたトーク画面に移る。


そして、『友だちとスイーツ食べに行ってくるね』と送った。


その時、虹くんが悲しい顔をしていたのに気付かない私は、呑気にその連絡を送信した。


出発してから人が少ないところに行くまでの陽晴ヶ丘中の人からの視線が痛かったけど、スイーツのお店に着けば天国だ。