大好きなキミと365日の恋をする

今から告白されるだなんて―――



「心結、好きです、付き合ってくださいっ!!」


元気な千輝くんらしいストレートな告白。


「え?人違いじゃ…」


「違う、心結が好きなの」


「っ………!!」


そんな心結の瞳の奥には熱が垣間見え、頬には朱色が走り、サラサラの黒髪はこの季節に合う紅葉(もみじ)色の髪飾りに捕まっている。


胸の前で握り合わせている真っ白な手には、若干手汗さえ(にじ)んでいた。


「心結、返事はいつでもいいから」


「い、今言うっ!」


心結…!


「私も、千輝が好き…!これからよろしくお願いします…っ」


途中から恥ずかしくなってきたのか、目線を下に向けながら喋っている心結。


その様子に、千輝くんは目を細めて、じっくり見物しているようにも見えた。


親友として、千輝くんと心結が付き合うのは嬉しいことだ。


「ち、千輝…、そんなに見ないで…っ」


心結の顔はもうりんごのように赤くなっている。


唇に握った手を当てて、そっぽを向きながら。


こんないつもクールなところとのギャップに、やられる男の子は多いのだろう。


「いや。好きな人眺めてなんか悪い?」


千輝くんはそう言うと、意地悪な笑みを浮かべ、心結の頬に手を当てて千輝くんの方を向かせた。


「ちょ……ちあ、き…っ」


2人とも、こんな表情見たことないんだけど!?


さすが心結、千輝くんを堕とすなんて……!


その笑顔に、心結の顔は赤くなる一方だった―――。


※その後のことは、想像にお任せします。