大好きなキミと365日の恋をする

―――私は、自覚している。


私が、めっちゃくちゃ可愛いってことを―――。



昼休み。陽晴ヶ丘中の昼休みは、何だかんだ長い方。


お弁当のおにぎりを、イメージを崩さないよう食べた後、隣のクラスの扉に歩み寄って。


鏡を見て前髪を整え、リップを塗って、柑橘系のいい匂いのハンドクリームを塗ってから、ドアノブに手をかけ、ガララと穏やかに開ける。


その瞬間私に集まる、ほぼ全員の男子の目線。目がハートになってる人もちらほら。


でも私の目線は、たった1人に定まっている。


「虹ーっ!!ちょっと話そーよ!」


出来る限りの笑顔で名前を呼ぶけれど、彼が笑うことはない。


その度、胸がぎゅううっと締め付けられるように痛いけど、また、いつか笑わせてやる、と覚悟も決める。


その時、胡依愛里清と目が合った。


彼女は、驚いて戸惑っているような表情だ。


まぁ、私から合わせに行ったからね。


「あ…愛里清ちゃんだ!ちょっと来て!」


「っ、う、うん……」