「じゃあ望っ、望は写真送ってくれる?」
「……ボク行きたくない」
「なに言ってるの…!?修学旅行なんて絶対スクールライフの大イベントだよ?」
「…自分の家じゃないと寝られないし」
「まあ……そこはね!お兄ちゃんと一緒だから大丈夫だよ望」
正直望のことは心配だけど、そばに楓くんがついているから大丈夫だろう。
飛行機の座席もホテルの部屋も一緒らしいから。
「いってらっしゃーい!楽しんできてねーー!お土産ねっ、できれば食べ物がいいな!」
図々しい頼みごともしっかりして、ふたりを見送った。
………と、いうことはだ。
もしかして今日から1週間、あの人と2人きりだったりする…?
「あっ、おはようアニ───」
「俺も今日から1週間、ちょうど泊まり込みの出張が入ってる」
「えっ……出張、て…」
「留守番は頼んだ」
待って待って、だってお兄さんまだ大学生ですよね…?
たしかに日向家の長男として特別な作業はあるのかもだけど、一応はまだ学生だよね……?



