日向家の諸事情ですが。





《いいかげん出てこい。貴様は完全に包囲されている》


《へっへ〜ん。ご飯だと思って開けたらまさかの手紙のみっていうね!残念でした〜♪》


《わたしだけは味方でいる。信じていい》



と、何枚も何枚も。

それがあのとき思いついた、わたしの作戦。



「てか、そこの人………だれ?」


「おいーー!!!」



せめて認知しようよ…!!
わたしだって分かってるよね…!?

それボケてるの?

真顔で言われるほうが怖いからっっ。



「…そーいうことだから。…ご飯」



そう言って長いテーブルの端っこに座った、日向家の末っ子くん。

ネクタイがちょっとだけ曲がっている姿が、彼の空白の期間を表していて逆に微笑ましい。


目を真ん丸くさせて見つめてくる長男と三男には、とりあえずわたしからの渾身のピースサインでもっと。



「ふふっ!いえい!」



さっそくもう1人分の朝食をワゴンから取り分けた。


今日から食卓がまた賑やかになるね皆さん!

いやー、ドヤ顔が止まらない気持ちぃぃぃぃ!!!