「それはそうととんでもないことが起こった。リビング集合」
「へ……?」
とんでもないこと…?
なに…?
また何か厄介な問題でも起きました…?
もしやあのばかやろう次男が何かしでかしたり……?
「学校いく」
シャンデリア付きの約100畳のリビングに駆け足で到着すると、なんとそこには制服姿の末の子おった……。
前髪も少し目にかかるほどにカットされていて、こうして見るとやっぱり男子高校生だったのだと。
キャビアを乗せたフランスパンをかじっていた楓くんがいちばん驚いてるような……。
「え…、おまえ、待って、……どんな心境の変化…?」
ポトンっと、お皿の上に落ちたフランスパン。
「……毎日毎日だれかがボクの部屋の前で話しかけてくるの…怖いから」
「んなっ!怖いってなんだガチんちょ!!」
「それに手紙も……こまる」
そう、手紙だ。
わたしはあの調理場直結のダムウェーターに、いつも小さなメモを入れていた。



