午後の指宿での選択体験。
私は迷わず「藍染め」を選んだ。
理由はただ一つ。一週間前、図書室で彼が読んでいた本に、藍染めの技法が載っていたのを偶然見かけていたから。
(……瀬戸、絶対こっちに来る。……はず)
でも、昨日の夜。結愛ちゃんが部屋で自信満々に言っていた言葉が、呪文のように頭を離れない。
「瀬戸くん、火山の宝石オリビン探しにするって。キラキラしたの、意外と好きだし。私も一緒にオリビンにするんだー」
彼女の言葉を信じるなら、今、私が座っているこのバスに彼は来ない。
私は迷わず「藍染め」を選んだ。
理由はただ一つ。一週間前、図書室で彼が読んでいた本に、藍染めの技法が載っていたのを偶然見かけていたから。
(……瀬戸、絶対こっちに来る。……はず)
でも、昨日の夜。結愛ちゃんが部屋で自信満々に言っていた言葉が、呪文のように頭を離れない。
「瀬戸くん、火山の宝石オリビン探しにするって。キラキラしたの、意外と好きだし。私も一緒にオリビンにするんだー」
彼女の言葉を信じるなら、今、私が座っているこのバスに彼は来ない。

