鹿児島のホテルの朝。カーテンの隙間から差し込む光が、私の重い瞼を叩いた。
結局、昨日の夜はほとんど眠れなかった。
同じ部屋の結愛ちゃんが、夜遅くまで友達と「瀬戸くんが撮ってくれた写真」を眺めて、きゃあきゃあ騒いでいたから。
(……フォロー外されても、既読スルーされても、あんなに笑えるんだ)
彼女の強さが、今の私には眩しすぎて、そして少しだけ怖かった。
私はベッドの中で、自分の手首に残る微かなシトラスの香りを確かめる。
物語のコメント欄には、相変わらずコメントひとつない。今の私の心は、昨日見た桜島の灰のようにどんよりと沈んでいた。
結局、昨日の夜はほとんど眠れなかった。
同じ部屋の結愛ちゃんが、夜遅くまで友達と「瀬戸くんが撮ってくれた写真」を眺めて、きゃあきゃあ騒いでいたから。
(……フォロー外されても、既読スルーされても、あんなに笑えるんだ)
彼女の強さが、今の私には眩しすぎて、そして少しだけ怖かった。
私はベッドの中で、自分の手首に残る微かなシトラスの香りを確かめる。
物語のコメント欄には、相変わらずコメントひとつない。今の私の心は、昨日見た桜島の灰のようにどんよりと沈んでいた。

