「ねえ、真柴くん。ちょっといい?」
昼休み、私は2組の廊下で真柴くんを捕まえた。
「お、藤井。朝の瀬戸、見た? あいつ今日も分かりやすく――」
「……それどころじゃないの。あの、瀬戸の隣にいた子、誰?」
私の必死すぎる形相に、真柴くんは少しだけ引いたように瞬きをした。
「ああ、北口結愛のこと? あいつ、俺らと同じテニス部だよ。瀬戸と同じマリンブルーのラケット使ってる、一年生の頃からの腐れ縁的な」
昼休み、私は2組の廊下で真柴くんを捕まえた。
「お、藤井。朝の瀬戸、見た? あいつ今日も分かりやすく――」
「……それどころじゃないの。あの、瀬戸の隣にいた子、誰?」
私の必死すぎる形相に、真柴くんは少しだけ引いたように瞬きをした。
「ああ、北口結愛のこと? あいつ、俺らと同じテニス部だよ。瀬戸と同じマリンブルーのラケット使ってる、一年生の頃からの腐れ縁的な」

