「あはは! 瀬戸くん、それウケる!」
鼓膜に飛び込んできたのは、私の知らない、高くて甘い声。
彼の席のすぐ隣。
そこには、ふわふわした髪を揺らしながら、楽しそうに彼に顔を寄せている「あの子」がいた。
――わたあめ女子。
彼女は当たり前のように彼のパーソナルスペースに踏み込み、無防備な笑顔を振りまいている。
瀬戸くんは、昨日の図書室で見せたような困った顔はしていなかった。
ただ、いつも通りに、少しだけ口角を上げて彼女の話を聞いている。
鼓膜に飛び込んできたのは、私の知らない、高くて甘い声。
彼の席のすぐ隣。
そこには、ふわふわした髪を揺らしながら、楽しそうに彼に顔を寄せている「あの子」がいた。
――わたあめ女子。
彼女は当たり前のように彼のパーソナルスペースに踏み込み、無防備な笑顔を振りまいている。
瀬戸くんは、昨日の図書室で見せたような困った顔はしていなかった。
ただ、いつも通りに、少しだけ口角を上げて彼女の話を聞いている。

