路面電車で駅に戻ると、そこにはお土産を抱えた中学生たちが溢れかえっていた。
大きな西郷さんのぬいぐるみ、芋焼酎の形をしたキーホルダー、黒豚のストラップ。
「藤井、あっちに面白いのあるぞ」
真柴くんが指差したのは、ガラス細工の小さなお店。
そこには、桜島の火山灰で作られた、小さくて真っ黒な猫の置物があった。
(……これ、彼に似てるかも)
ぶっきらぼうで、どこか近寄りがたいけれど、見ているとほっとする黒猫。
私はそれを手に取り、レジへ向かった。
結愛ちゃんが必死にキラキラしたペアグッズを探している横で、私は自分だけの「答え」を見つけた気がした。
大きな西郷さんのぬいぐるみ、芋焼酎の形をしたキーホルダー、黒豚のストラップ。
「藤井、あっちに面白いのあるぞ」
真柴くんが指差したのは、ガラス細工の小さなお店。
そこには、桜島の火山灰で作られた、小さくて真っ黒な猫の置物があった。
(……これ、彼に似てるかも)
ぶっきらぼうで、どこか近寄りがたいけれど、見ているとほっとする黒猫。
私はそれを手に取り、レジへ向かった。
結愛ちゃんが必死にキラキラしたペアグッズを探している横で、私は自分だけの「答え」を見つけた気がした。

