「はぁ、はぁ……間に合った……!」
滑り込んできた路面電車に飛び乗り、私たちはつり革に捕まって大きく息を吐いた。
窓の外を流れる鹿児島の街並み。
さっきまでの猛ダッシュが嘘みたいに、車内にはのんびりとした時間が流れている。
少し離れたところで、結愛ちゃんは満足げにスマホを操作していた。
「……絶対、今の送ったよね」
里紗が隣でヒソヒソと囁く。
水槽の前で一人、どんな顔をしてシャッターを切ったんだろう。
私は手首に残るシトラスの香りを、無意識に鼻に近づけた。
滑り込んできた路面電車に飛び乗り、私たちはつり革に捕まって大きく息を吐いた。
窓の外を流れる鹿児島の街並み。
さっきまでの猛ダッシュが嘘みたいに、車内にはのんびりとした時間が流れている。
少し離れたところで、結愛ちゃんは満足げにスマホを操作していた。
「……絶対、今の送ったよね」
里紗が隣でヒソヒソと囁く。
水槽の前で一人、どんな顔をしてシャッターを切ったんだろう。
私は手首に残るシトラスの香りを、無意識に鼻に近づけた。

