修学旅行、最終日。
今日は鹿児島市内の班別自主研修。私たちの班は、私と里紗、それに結愛ちゃんと真柴くんという、なんとも賑やかで、少しだけ空気が重い四人組だ。
「……はあ。なんで俺、女子三人に囲まれて歩かなきゃいけないわけ? せめて瀬戸がいればなー」
集合場所の西郷隆盛像の前で、真柴くんがわざとらしく大きなため息をついた。
「それはこっちのセリフよ! なんで瀬戸くんと同じ班になれなかったのかしら……。今日の運勢、最悪だわ」
隣では、結愛ちゃんが不機嫌そうにスマホの鏡で前髪を直している。
(……二人とも、瀬戸くんのことばっかり)
私は苦笑いしながら、そびえ立つ西郷さんの銅像を見上げた。
「まあまあ。真柴くん、今日はカメラマンよろしくね! さあ、みんなで写真撮るよ!」
里紗の明るい声に促されて、私たちは並んだ。シャッターが切られる瞬間、私は少しだけ背伸びをして、シトラスの香りを風に乗せた。
今日は鹿児島市内の班別自主研修。私たちの班は、私と里紗、それに結愛ちゃんと真柴くんという、なんとも賑やかで、少しだけ空気が重い四人組だ。
「……はあ。なんで俺、女子三人に囲まれて歩かなきゃいけないわけ? せめて瀬戸がいればなー」
集合場所の西郷隆盛像の前で、真柴くんがわざとらしく大きなため息をついた。
「それはこっちのセリフよ! なんで瀬戸くんと同じ班になれなかったのかしら……。今日の運勢、最悪だわ」
隣では、結愛ちゃんが不機嫌そうにスマホの鏡で前髪を直している。
(……二人とも、瀬戸くんのことばっかり)
私は苦笑いしながら、そびえ立つ西郷さんの銅像を見上げた。
「まあまあ。真柴くん、今日はカメラマンよろしくね! さあ、みんなで写真撮るよ!」
里紗の明るい声に促されて、私たちは並んだ。シャッターが切られる瞬間、私は少しだけ背伸びをして、シトラスの香りを風に乗せた。

