社長と出会ってしまったら、甘く溺愛されるだけ。

告白のタイミングくらい自分で好きに決めて何が悪い。







「社長、ちょっとこっちに来てくれますか? 告白したいので!」







「え?」







私は動揺している社長の手を引っ張り、ショッピングモールから離れて人気の少ない場所まで歩く。

私が止まったと同時に、社長は私の名前を呼んだ。

「浜本さん、さっきなんて……」




「社長、私って割とポジティブなんです。ただの出かけだって楽しいけれど、もっと楽しい時間を一緒に過ごしたい」

「社長、私は社長のことが好きです。今から彼氏彼女でデートしませんか……!!??」




社長は楽しすぎて笑いが堪えられないとでもいうように「ふはっ」と吹き出した。