社長と出会ってしまったら、甘く溺愛されるだけ。

私はそんなことをしている間に、そのまま逃げ出して社長に失礼なことをしてしまっただろうかと思い直す。

しかし、もう戻ることなんて出来なくて、社長は気分を悪くしていないかなと考えていた。





実際は、社長の顔も真っ赤になっていることすら知らずに。








「可愛すぎでしょ。ズルいのはどっちだよ、ばか」







そんな社長の呟きは私に届くはずはなかった。