授業の組み立てが終わった人から、教室を出て自由時間にしても良いという、昨日の先生の神発言を真に受けて、一週間の授業の組み立てを粗方家で済ませてきた。
終わったら、園田さんに会いたい。会って、花をもらったお礼がしたい。
「…よし、いない」
教室には数人しかいなくて、自由席のため昨日と同じ席に座った。昨日のもやしさんとごぼうさんもまだ来ていない。集るものがないと、穏やかな教室だ。
チラホラ席に着いている人も私と同類なようで、今話しかけたら友達になれるチャンスなのかもしれないけど、余物同士感が出てしまうので話しかけたくない。園田さんという友達もできたし、大学は友達を作る場所じゃないからと、自分に言い聞かせた。
頭は良くないほうなので、計画的に単位を取っていきたいところだけど、三年生で全単位を取得できる計画を立てないといけないので、一年生は多少無理をしてでも単位を詰め込んだほうが良さそう。
「でも勉強尽くしは嫌なんだよな…」
二日に一回は空コマを作るとして、必須科目と興味ある科目で一週間を埋めていく。授業が始まるのに、組み立てが終わってしまいそうになっていると、段々と遠くで騒がしさが増してきた。
女の人のキラキラした作った高い声と、やたらテンションの高い男の人の声。もやしさんとごぼうさんが来たという確信がある。あの男の人の声は、ごぼうさんだ。じゃあもやしさんは?昨日の輪の中にもやしさんはいたはず。



