陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい




悠「おっちゃんって、時々善みたいになるよね。加減を知らないっていうか、まぁそこがおっちゃんの良さでもあるんだけど」




悠馬さんの的確なツッコミとディスりに、声を出して笑った。


無事に契約が決まり、今日から入居するのに必要な書類に全てサインして、終わる頃には二時間ほど経っていた。




悠「おっちゃんと灯早ちゃんの関係だからかな、早く終わったね」


「でも疲れました…。昨日から、疲れっぱなしです」


悠「灯早ちゃん、この後授業ある?暇?」


「暇ですよ」


悠「じゃあどっかカフェ行かない?」


「はい!行きたいです!」




悠馬さんの後ろを着いて行って建物を出た時、ふと携帯を取り出して画面をタップすると、善くんから〝今どこ?〟〝遊びに行かない?〟とメールが来ていて、櫂くんからも〝今どこ〟〝善がうるさいから早く来て〟と通知が来ていた。




悠「善でしょ」




携帯を見ていたのを悠馬さんに見られて、ポケットに隠そうと慌てると、携帯を取り上げられて悠馬さんのズボンの後ろポケットにしまわれる。櫂くんも善くんも悠馬さんも、私から携帯を取り上げるのが上手すぎる。私が手を出して止める前には、もう目の前に携帯はない。





悠「今日は俺に独り占めさせてよ」


「独り、占め…」


悠「いっつも善と櫂が隣にいてできないから、たまには俺も灯早ちゃんのこと独り占めしたい。今日くらいは俺とデートして?」