陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい





「僕なら、ここをオススメしますよ」


「…え、」




いつの間にか隣に立っていた男の人に勧められたのは、驚くことに園田さんの家だった。外部の生徒支援の人だろうか。アドバイスをもらおうかとその人の顔を見て、目を見開いた。




「あ、悠馬さん!」


悠「よっ。家探しなんて、しなくても良いのに」




なぜ悠馬さんがここにいるのか、引っ越しでも考えているのかな。隣に立つ悠馬さんは、相変わらずヤンキーぽいけど今日の朝見た時とまた違った雰囲気を纏っていて、一つ年上というだけで感じる安心感は、櫂くんや善くんとは比べものにならないくらいだ。




「甘えたくなくて」


悠「俺がおっちゃんの立場だったら、甘えてほしいよ。それに、今日の朝飯めっちゃ美味かったし。また食べたい」


「あ、ありがとうございます…」


悠「灯早ちゃんの気持ちを尊重するなら、おっちゃんの家の空室を今ここで契約するってのは、どう?」





それなら、甘えるって感覚はないんじゃないかな?という悠馬さんの提案は、私の心にもストンと落ちてきて、素直に頷けた。


そこからの展開は早く、悠馬さんに付き添ってもらって園田さんの家の契約が決まった。生徒支援の先生から園田さんに電話が行くと、〝え、名前もう一回…。的井 灯早って言いました?えぇ、知り合いですよ!入居了承しました!〟と、カウンターを挟んでいても園田さんの声が聞こえてきて、赤面する悠馬さん。