園「手際良いね。櫂も喜ぶぞ」
「園田さんの分もありますよ」
園「本当!?嬉しいね…」
ここの住人全員分のご飯を作り終える頃には、我慢できなかった園田さんが三人を起こしに行ってくれて、寝ぼけた善さんがとぼとぼやってきた。
善「早すぎ…。まだ起きる時間じゃないじゃん。…え、灯早ちゃん?何でいるの?」
「善さん。おはようございます」
善「モーニングコール、おっちゃんじゃなくて灯早ちゃんが良かったー」
園「そんなこと言ってると、灯早ちゃんが作ってくれた朝ごはん、園田さんが全部食べるからな?」
今起きてきたと思えない、スイッチの切り替え方で騒ぎ出し、机に並べた朝ごはんを見つけると目を輝かせる善さん。飛ぶように椅子に座ると、続けて悠馬さんと櫂くんが起きてきた。
「悠馬さん、おはようございます」
悠「灯早ちゃん久しぶり。何で朝からいるの?」
櫂「こいつ、昨日ここに泊まったんだよ」
善「何で櫂が知ってんの?」
櫂「俺が泊まればって言ったから」
悠「櫂…、熱でもあるか?病院、行かなくて良い?」
櫂「バカ、平熱だって。灯早も色々あったんだよ」
同居者にも同じぶっきらぼうな態度。櫂くんが事情を説明してくれた後、私のことを呼び捨てにすると、善さんが即座に反応して櫂くんの肩に腕をまわす。



