陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい




自分で組み立てた授業を本格的に受け始めて、一週間。一年生の授業の組み立ては大体みんな同じようで、ゼミ以外は櫂さんと善さんと必ず会う。二人を囲むハーレムも一緒に。



もちろん玲奈ともずっと同じで、いつも時間ギリギリに来る玲奈の席も取っておき、隣に滑り込んできた玲奈に何故かいつも近くに座ってくる善さんが、ちょっかいをかける。そしてそのやり取りを鬱陶しそうにしている櫂さん。





玲「ねぇ、何でいつも灯早の周りって賑やかなの?そういう子?」


「いやいや、何も引き付けてないからね?…櫂さんと善さんがいると、おまけがいっぱい付いてくるだけ」


玲「おまけ?…あぁ、そのおまけ、いらないね」





善さんは面白い人だから好きみたいだけど、口悪く言ってしまった〝おまけ〟は、玲奈も良くは思っていないらしい。


授業中も、構ってくれるハーレムたちに善さんが話しかけることで、若干の賑やかさが出る。先生の耳には届いていないのか、聞こえないフリをしているのか、誰も注意をしないのが嫌い。




「善さん!うるさい!」




声をかけてもハーレムに夢中なので、残っている手を叩いて人差し指を口に当てても、〝ん?〟って絶対聞こえてるのに、聞き返してくる。


そこにもムカついて、周りの生徒たちにあとでたんまり怒られれば良いと諦めると、私の左隣に座る櫂さんが、飲み物が入ったペットボトルをダーツのように持ち、善さん目掛けて投げてくれる。