陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい






「じゃあまた。他の授業でも、会ったら一緒に座ろうよ」


「うん、もちろん。またね」





楽しかった。友達がいるってこんな感覚なんだって、初めて体験できた。分からないところも気軽に聞けるし、他愛もない話をして笑い合える。園田さんも友達だけど、同世代のノリが心に沁みた。



今日の授業は全部終わって、家に帰る前に園田さんの家に寄ることにした。昨日は車に乗せてもらったから早かったけど、歩いて向かうと全然着かない。途中迷子になりかけながらも、どうにか目印の豪邸を見つけられた。インターホンを鳴らすと欧風のベル音が二回鳴り、園田さんの声が聞こえる。




「灯早です。こんにちは」


「灯早ちゃん!どうしたの」


「あの、園田さんに会いに来ました」





インターホンの向こう側で、一人テンション高く何かを叫んでいる園田さん。〝すぐ行くね!〟だけは聞こえたので待っていると、満面の笑みの園田さんが玄関から飛び出してきた。




「ちょっと待ってね…、今開けるよ…。開かない」


「そんな焦らないで」




気持ちだけが先走って、手が追いついていないらしい。そんなことを言ってくれるなんて、嬉しい。ようやく開いた門。子どもがはしゃぐみたいに、開いたことを報告してくれる園田さんに、持っていた紙袋を手渡した。




「これを渡したくて。昨日、花をもらったお礼です」


「え!何なにー」